車道からいきなり急傾斜の石段が社殿へと真っ直ぐに伸びています。 手摺が付いていますからそれに頼ってやっと登ることたができます。
 最近になて車道が境内の側までつきましたので、少し遠回りですが、帰りはそちらを歩くのが無難です。

境内のお宮様

 香北町史には王子宮の「境内には熊野神社、八坂神社、若宮神社、丹中丸社、桑谷神社、長者神社が鎮座している」と書かれています。 実際たくさんのお宮が建っていますが、八坂神社以外はどれがどれなのか、わかりません。

王子宮社殿の東側に二つのお宮が建っています。左側は八坂神社、右は不明。

 王子宮社殿の西側にも二つのお宮が建っています。右のお宮には「鎮守様、金加羅様」の表札があります。 左には4つの本殿が横一列に並べられており、「先祖宮改築奉賀・・・」の文字がみえます。

王子宮 猪野々西谷に鎮座。祭神未詳。天忍穂耳命、天津彦火々瓊々杵命、天津彦火々出見命、鵜茅葺不合命を祭る。 五大王子権現ともいい、天正三年に猪野々左京進という者が長宗我部元親にしたがって阿波へ出陣の際建立したものという。 その後氏子の者によって祭られ、寛文五年新たに宮を建立した。 正徳二年に猪野勘太夫が肝煎となって又宮を建てたが、宮床が物部川へつえたので現在の地へ移転した。 寛保元年にも修理したことが棟札に記されている。
 尚当社の境内には熊野神社、八坂神社、若宮神社、丹中丸社、桑谷神社、長者神社が鎮座している。 香北町史(松本実編集1968年発行)より

国土地理院発行2.5万分の1地形図「奈呂」より。
書き込みの位置は正確でない場合があります。

 

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