2010/1/17 撮影 川を渉って少し上がると、木製の一の鳥居があります。 そこから200mほど川の上流に向かって歩きますが、大小の石を置いたような道は歩きやすいとはいえません。 勾配は緩やかですが、崖の上の細い道ですから要注意です。

 200mほど行くと二番目の木製の鳥居があり、その先に社殿が見えます。 前は崖で、後は大岩が社殿に覆いかぶさるように聳えています。

 棟札を見ると平成17年8月に新築落成した社殿であることがわかります。

河野字枝折に鎮座。大海津見神・五頭竜王を祭る。別名を「魚がえり様」又は「おしおり様」ともいう。 社は約十米近い飛瀑の深い淵にのぞみ、この淵よう魚が上れないのでこの名がある。 昔娯楽の少なかった時代には、青年男女や参詣人は柴を折ってこもの代りにしき、互いに語り合ったので枝折さまともいった。 宝暦三年の創建で、雨乞いとおひより申しに霊験があるという。 明治九年改築、昭和二十七年近隣の製材業者、運搬業者及び、近村部落民の寄附により改築が行われた。 林道の開通までは神域はもみ・かえで等の原始林を思わせる古木におおわれ、秋が深くなると紅葉が紺碧の淵に映はえ、 目覚めるばかりの美しいながめであった。 香北町史(松本実編集1968年発行)より

国土地理院発行2.5万分の1地形図「奈呂」より。
書き込みの位置は正確でない場合があります。

 車道脇に「厳島神社入口」の案内板が立っていますので、そこから歩きます。
 まづ河内川を渉る必要があります。丸太3本を縛ったものが置いてありますが、危険です。 渇水時には飛び石で渉ることができます。
 対岸を少しだけ上がると木製の一の鳥居があります。そこから200mほど川沿いの崖の上の狭い道を歩きます。

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