アツモリソウ属は、学名では Cypripedium (シプリペデューム) という。

分布

 この属は、世界では北半球の冷温帯におよそ68種が分布する。

ヨーロッパ・・・・5種
温帯アジア・・・41種
熱帯アジア・・・・7種
北アメリカ・・・28種
南アメリカ・・・・3種

(注)Kew WRLD CHECKLIST による。「種」には変種なども含まれる。(2015/11/12調べ)

日本には次の種が自生する。四国で確認されているものには赤い点をつけた。

オオキバナアツモリソウ C. calceolus

アツモリソウ C. macranthum var. speciosum

ホテイアツモリソウ C. macranthum
var. hotei-atsumorianum

レブンアツモリソウ C. macranthum var. rebunense

クマガイソウ C. japonicum

コアツモリソウ C. debile

キバナノアツモリソウ C. guttatum var. yatabeanum

生態・形態

 夏緑性(冬には地上部は枯れる)。
 匍匐する地下茎から地上に茎をだし、1〜数枚の葉をつける。  葉は扇形、卵形、長楕円形などで、やわらかく、ひだが多い。  茎の上部に1〜数個の花をつける。
 なお、アツモリソウ属 Cypripedium に近い属に、 熱帯アジアに分布するPaphiopedilum属と、 中南米に分布するPhragmipedium属がある。

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