フウランの属名であった Neofinetia は、ここに統合する説に従った。

分布

 世界では、熱帯アジアを主として87種が分布する。

温帯アジア・・・・19種
熱帯アジア・・・・82種
オーストラリア・・・1種
太平洋諸島・・・・・4種

(注)Kew WRLD CHECKLIST による。「種」には変種なども含まれる。(2015/11/13調べ)

 日本には、フウランのみが自生し、四国でも多く確認されている。

フウラン V. falcata

生態・形態

 茎は、伸び、まれに分枝する。太い根で樹皮に着生する。
 葉は、細長く、厚い革質で茎にそって2列生し、左右に広がる。
 花茎は、茎の先の葉の付け根から出て、一つ〜多数の花を総状に着ける。

四国での自生が確認されていないもの

野の花賛花 ケイトウフウラン

日本に自生しないもの

フウランは、長らく、1属1種といわれてきたが、最近、Vanda属とされた。
その仲間(同属)は、熱帯アジアを中心に100種近くが分布する。

V. ampullacea V. bensonii V. coerulea V. coerulescens V. cristata V. denisoniana V. lamellata V. luzonica V. insignis V. pumila V. sanderiana V. tessellata V. tricolor Vanda sp.

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