分布

世界には、およそ2136種が広く分布し、セッコク属 Dendrobium と並んで大きな属であるが、その大半は熱帯アジアである。

アフリカ・・・・・・363種
温帯アジア・・・・・144種
熱帯アジア・・・・1570種
オーストラリア・・・・39種
太平洋諸島・・・・・・58種
北アメリカ・・・・・・・6種
南アメリカ・・・・・・89種

(注)Kew WRLD CHECKLIST による。「種」には変種なども含まれる。(2015/11/13調べ)

日本には次の種が自生する。四国で確認されているものには、赤い点をつけてある。

マメヅタラン B. drymoglossum

クスクスラン B. affine

ムギラン B. inconspicuum

ミヤマムギラン B. japonicum

キバナミヤマムギラン B. japonicum f. lutescens

シコウラン B. macraei

オガサワラシコウラン B. boninense

生態・形態

マメヅタラン属 Bulbophyllumは、常緑で木や岩に着生する。形態も変化に富んでいて多くの節に細分されている。
なかでも キロペタラム節Cirrhopetalumやメガクリニウム節Megacliniumは、切り離して別の属とする考えもある。
ミヤマムギランとシコウランはキロペタラム節にあたるが、メガクリニウム節のものは日本にはない。

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