分布

 およそ70種がアジアを中心に分布する。

アフリカ・・・・・・・6種
温帯アジア・・・・・29種
熱帯アジア・・・・・28種
オーストラリア・・・12種
太平洋諸島・・・・・・1種

(注)Kew WRLD CHECKLIST による。「種」には変種なども含まれる。(2015/11/14調べ)


 日本には次の種が自生する。四国で確認されているものには赤い点をつけた。

オニノヤガラ G. elata

シロテンマ G. elata var. pallens

ハルザキヤツシロラン G. nipponica

アキザキヤツシロラン G. confusa

クロヤツシロラン G. pubilabiata

ナヨテンマ G. gracilis

コンジキヤガラ G. javanica

ナンゴクヤツシロラン G. shimizuana

ムニンヤツシロラン G. boninensis

ツボミヤツシロラン G. clausa

タケシマヤツシロラン G. takeshimensis

トカラヤツシロラン G. fontinalis

ヌカヅキヤツシロラン G. flexistyloides

タブガワヤツシロラン G. uraiensis

クロシマヤツシロラン G. kuroshimensis

ヤンバルヤツシロラン G. nipponicoides

ツツザキヤツシロラン G. okinawensis

アマミノヤツシロラン G. amamina

生態

 オニノヤガラ属 Gastrodia は、いわゆる腐生植物である。
葉緑素を持たず、光合成をすることはなく、地下でラン菌の助けをかりて養分を蓄える。
花を咲かすときにだけ地上に現れて、タネを撒くと早々と地上からは姿を消す。

inserted by FC2 system