分布

 主としてアジアに、およそ106種が分布する。

温帯アジア・・・・64種
熱帯アジア・・・・77種
オーストラリア・・・4種
太平洋諸島・・・・・1種

(注)Kew WRLD CHECKLIST による。「種」には変種なども含まれる。(2015/11/14調べ)


 日本には次の種が自生する。四国で確認されている種には赤い点をつけた。

シュンラン C. goeringii

ホソバシュンラン C. goeringii var. angustatum

カンラン C. kanran

ハルカンラン C. x nishiuchianum(*1)

ナギラン C. lancifolium var. lancifolium

アキザキナギラン C. lancifolium var. aspidistrifolium

ナギノハヒメカンラン C. x nomachianum(*2)

マヤラン C. macrorhizon

サガミラン C. nipponicum(*4)

ヘッカラン C. dayanum

スルガラン C. ensifolium(*3)

ホウサイラン C. sinense

(*1) シュンランとカンランとの自然交雑種
(*2) アキザキナギランとカンランの自然交雑種
(*3) 愛媛県愛南町におけるスルガランの発見
(*4) 四国にもある。阿波の散歩道を参照。

生態・形態

 常緑性で、地生または着生する。ただし、日本にも自生するマヤランのみはいわゆる腐生植物である。また、日本ではヘッカラン以外はすべて地生種である。
球茎(バルブ)は卵形〜紡錘形で連なり、3枚〜多数の革質の葉をつける。
花茎は球茎(バルブ)の基部からでて、立ち上がり(着生種では垂れ下がり)、1つ〜多数の花をつける。

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