ギンラン 神社の側に群れる

 神社の近くにギンランが群生していました。 38株のギンランの群生 1坪ほどの所に38株のギンランの群生していた。 一坪かそこらの広さの場所に38株を数えることができました。  数メートル離れたところにキンランも花を咲かせていました。その数、7株。これもすべて花を咲かせていました。
 4年前(2004年)にキンランを見つけて以来、毎年ここに来ていますが、ギンランに気づいたのは今年がはじめてです。
 キンランとギンランは花時も一緒であり、場所も数メートルしか離れていません。 キンラン目当てにすぐ側の道を何回となく通っているのにどうしてギンランには気づかなかったろうか。
 何年も地下で養分を蓄えて、今年いっせいに花開いた、ということかもしれません。

葉っぱは2・3枚で、花はたったの1つだけの株もある。 葉っぱは2・3枚で、花はたったの1つだけの株もある。  ここのギンランは、小さいもので10cm、大きいものは31cm。1つだけ花をつけた小さい株も幾つかありましたが、花をつけていないものは注意してみても1つもない。
 ギンランは小さな株でもすべて花をつける性質があるようです。小さなものでは、葉っぱは2・3枚で花はたったの1つだけというのもあります。  逆にいえば、地上には現れて葉っぱで光合成するよりも、地下にこもって菌の助けを借りて養分を蓄える、 そして花を咲かすときにだけ地表に姿を現す戦術をとっているように思えます。

2008/5/13

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