2つのタイプ
これまで、セイタカスズムシソウには、二つのタイプがある、といってきた。 今回の論文(2019/8 堤千絵)では、別種〜変種とマなされるかと期待していたが、 結局、ひっくるめてアキタスズムシだとの結論だ。そこで、改めて、アキタスズムシには2つのタイプがある、と紹介することにする。
上:円弁タイプ(唇弁が円い)
下:方弁タイプ(唇弁が四角に見える) 上:円弁タイプ(唇弁が円い) 下:方弁タイプ(唇弁が四角に見える)
方弁タイプ
これは、四国では、よく見かけるタイプです。唇弁の両側が折れ曲がって、上から見ると四角形の弁当箱のようです。 色は、暗い紫の入った、くすんだ色で、透明感はありません(これを方弁タイプとする)円弁タイプ
次は、スズムシソウのように、唇弁が円形をしたタイプです。(仮に、円弁タイプとする) 今までに見たのは、高知県東部と徳島県でそれぞれ一箇所だけですが、探せば、まだまだ出てくることでしょう。先に書いた方弁タイプとは、花の形だけでなく、草丈が低い点、花数が少ない点でも違いがあります。
2019/11/19