和名 キンセイラン 金星蘭
学名 Calanthe nipponica Makino
分布 北海道、本州、四国、九州(宮崎県)
生態と形態 深山の林床に生える常緑の多年草。
地下に浅く球茎(バルブ)が連なり、春、新しいものから3〜5枚の葉をだす。花茎は20〜40cmとなり、上部に5個前後の花を咲かす。
▼ 花の形態をみる。
@=背萼片
A=側萼片
B=側花弁
C=唇弁
D=蕊柱

萼片は、長さ約15〜20o、淡黄緑色。
側花弁は、同色同形で小型。
唇弁は、白〜淡黄色、基部のみ紅褐色で、萼片と同長で3裂し、中央裂片の先端が尖る。
距は、長さ5o(左の写真では見えない)。

花期 6月〜7月


2004/6/22

登山道のすぐ脇で花を咲かせていた。


2004/9/12

果実。まだ青い。


2004/11/9

果実。種はほとんど散っていた。


2005/6/18

翌年も無事に新しい花茎を伸ばしていた。
しかし、翌々年には跡形もなく消えていた。登山道のすぐ側であることが災いしたのか。


2013/6/25

スギの植林のなかに、あちらこちらに見ることができた。どれも小さな株で花をつけていない株が多く、付けていても花数は少ない。
保護されれば、株数も増えて、大きな株に育って、たくさんの花を咲かせてくれるでしょう。

2011/7/5 2010/6/24 2013/6/25

花数は少ない。

2011/7/5

花茎を出していない株が多かった。

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