和名 コアツモリソウ 小敦盛草 アツモリソウに似て、小型である。
学名 Cypripedium debile Rchb.f.
  種小名 debile は「軟弱な」という意味。
分布 北海道(西南部)、本州(中北部)、四国(高知県)、九州(熊本県)。外国では、台湾、中国など。
生態と形態 山地の林下に生える。
茎は高さ8〜20cmで、頂部に2枚の葉が対生状につき、そこから1個の花が垂れ下がって咲く。
▼ 花の形態をみる。



@=背萼片
A=側萼片
B=唇弁
C=側花弁
D=蕊柱
E=子房

背萼片は、長さ約15o。
側萼片は、背萼片とほぼ同長で、完全に合着して1枚になって下垂する。(「下萼片」と呼ぶべきか。)
唇弁は、長さ約1pの袋状である。


花期 5〜6月

カラー版 野生ラン(家の光協会出版)


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ちょっと判りずらいが、2株写っている。

2枚の葉の下に隠れるようにして咲く。

花を付けなかった株が、大小2つ見える。
茎の頂部に、2枚の葉が付く。上の葉が僅かに小さい。正確には、互生であるが、間隔が狭いので、対生しているように見える。

 

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