コケイランとの違いは?
コケイランと比較して、次のような特徴がある。 左=コケイラン 5月24日撮影右=コケイランモドキ 7月9日撮影 左=コケイラン 5月24日撮影、右=コケイランモドキ 7月9日撮影 ●花期が一カ月以上遅い。コケイランモドキが開花している時期には、コケイランは果実期を迎えている。
したがって、コケイランモドキを探すのは、コケイランの開花期が終わった頃が良い。
左の写真で、コケイランは5月24日撮影であり、コケイランモドキは7月9日撮影である。
●花は全体として、コケイランモドキの方がやや小ぶりである。花茎は高いが、花数は少ない傾向がある。 左=コケイラン、右=コケイランモドキ
@背萼片 A側萼片 B側花弁 C唇弁 D小側裂片 左=コケイラン、右=コケイランモドキ
@背萼片 A側萼片 B側花弁 C唇弁 D小側裂片 ●唇弁は、短く、幅広で、先端部が扇のように拡がって、波打っている。コケイランは、細長く、両側が波打っている。
唇弁の基部に、板状の隆起がある。コケイランでは、縦2列の隆起がある。
●側萼片は、短く先端が丸みを帯びている。コケイランは長く披針形で先端が尖っている。
また、横に水平に広がっているが、コケイランは「八」の字形に斜め下に伸びている。
左=コケイラン、右=コケイランモドキ 左=コケイラン、右=コケイランモドキ ●葉は、コケイランが線形であるのに対して、コケイランモドキは長楕円形に近い(およそ、幅は2倍以上、長さは半分以下)。
ただし、両種とも、花期には、葉が消滅している場合が多い(花期の後に、新しい葉が出る)。
2017/7/10