和名 ミヤマモジズリ  深山捩摺
深山に生えるモジズリの意味。ただし、モジズリ(=ネジバナ)とは属が違う。
学名 Ponerorchis cucullata (L.) X.H.Jin, Schuit. & W.T.Jin
従来、ミヤマモジズリ属 Neottianthe cucullata (L.) Schltr. が用いられていたが、ウチョウラン属に統合した。
分布 北海道、本州(中部以北)、四国。世界的には、ヨーロッパから東アジアにかけて広く分布する。
生態と形態 深山や亜高山など冷温地の疎林の林床に生える。夏緑性。
 地中に球形の塊根があり、茎は高さ10〜20cmとなる。下部に地表に接するように2枚の葉がつく。 茎の上部に多数の紅紫の花が曲線を描きながら、片方に向いて咲く。
花期 7月〜8月


2004/8/24

 石灰岩を積み重ねたような急峻な山。標高1000mを超えたあたりの登山道で出会えた時は、うれしかった。
 しかし残念ながら、登山道脇で出会える機会は、最近あまりない。

 モジズリはネジバナの別名であるが、ミヤマモジズリはネジバナとは違って螺旋状に捻じれることはない。また、属も異なる。


2008/8/24

 ここも石灰岩地帯である。ミヤマモジズリとは相性が良いとみえる。


2011/6/3

 この時期は、花はもちろんのこと、花茎もまだ見えないが、ミヤマモジズリに違いない。

2014/7/27

 花茎が伸び始めている。開花までは、一か月ほど待たなければならない。

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