和名 シロバナモジズリ ネジバナの白花で、品種とされる。
学名 Spiranthes sinensis (Pers.) Ames var. amoena (M.Bieb.) H.Hara f. albescens (Honda) Honda
分布 ネジバナに同じ。色素の発現に関わる遺伝子の異常または突然変異で発生すると思われるので、
ネジバナの自生地で混生して、発見することができる。
... ▼ もっとみる
沢山のネジバナが群生している野原などで観察すると、
花被片の色は株によって微妙に変化がある(唇弁だけは全ての株が白一色だが)。
濃いピンクもあれば薄いピンクもある。そして、ピンク色が完全に抜けたもの=純白のものがまれに混じることになる。
これを品種として、シロバナモジズリと呼んでいる。
昨年、白花が幾株か見られたから、今年もあるだろうと期待していったら、一株もなかったりする。
一つの集団の中で、交雑しあっているから、新しく生まれることもある。
つまり、シロバナモジズリという一つの系統が全国に散らばっているのではなくて、
その場所ごとに生まれたり、消えたりしているしている様に思われる。
生態と形態 花色が純白である以外は、ネジバナに同じ。
花期 5月〜8月(ネジバナの同じ)
庭に50数株のネジバナが出た。
その内の一株が純白の花を咲かせた。