和名 トンボソウ 蜻蛉草
学名 Platanthera ussuriensis (Regel) Maxim.
トンボソウ属 Tulotis ussuriensis (Regel) H.Hara とする説もあった。
分布 北海道、本州、四国、九州、伊豆諸島。外国では、朝鮮半島、中国、極東ロシア。
生態と形態 暖温帯〜亜熱帯の、谷沿いの湿った、薄暗い林床・林縁に生えるが、まれに日当たりの良い草原で見ることもある。
茎の下部に長楕円形の葉を2枚つけ、花期の高さは15〜35cmとなる。
花は淡緑白色で、5〜15個つける。側萼片は後ろに反り、距は垂れ下がる。
▼ 花の形態をみる。
@=背萼片
A=側萼片
B=側花弁
C=唇弁
D=距
E=蕊柱
F=花柄子房
背萼片と側花弁は、1.5~2o、頂部で重なって兜状になる。
側萼片は、3〜3.5o、後に反る。
唇弁は、3〜4o、基部で3裂してT字型となる。 距は、5〜6o、下垂して、やや前に反る。


花期 7〜9月


7/25

杉林の中の、林道脇の斜面に生えていた。 側を小川が流れていて、湿っぽく、薄暗い。トンボソウのお好みの住いは、こんな所である。

7/25 8/6 8/6
9/20

果実

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