ホザキイチヨウランの「イチヨウ」はウソ!

 アリサンムヨウランは私は見たことがないのですが、図鑑によると「葉は2〜5枚」となっています。 「無葉蘭」の和名がつけられたのは、「最初に台湾の阿里山産の無葉の標本で記載されたため」だそうです。 素人の私が、地面に出たばかりのコケイランやサイハイランの花茎の根元に葉がないを見て、「腐生蘭だ!」と早合点しても、許されるでしょう。
充実した株には2枚の葉がある。 充実した株には2枚の葉がある。  これほど大きな勘違いではないのですが、ホザキイチヨウランの「一葉」にも問題があります。 数年前初めて出合ったとき、このランはまだ花茎が伸び始めた姿をしていました(左の写真)。 葉は2枚あります。1枚のもありますが、私はよく成長した株は2枚の葉をつけるのだろう考えました。
 家に帰り、図鑑をめくっても該当するものがありません。ホザキイチヨウランのページも見たのですが、 そこには葉が1枚の写真と「葉が1枚出る」との記載があるのです。結局友人の助けで正体にたどり着いたのですが・・・
 なお、ここでいう図鑑は「カラー版野生ラン 著者=橋本保他 発行=家の光協会」です。

2008/7/28

inserted by FC2 system