ムカゴトンボ と比較する。
ムカゴトンボとを比較して、目立つ違いは、● まず、ひげ(唇弁の側裂片)の長さである。
ムカゴトンボ(左)とヒゲナガトンボ ムカゴトンボ(左)とヒゲナガトンボ ヒゲナガトンボは、およそ13mm前後であった。 ムカゴトンボのほうは、「長さ3〜7mm」とされているから、その差は歴然としている。
● 次に、花柄子房の花茎につく角度が違う。ムカゴトンボの花は、花茎に寄り沿うように鋭角に付くが、ヒゲナガトンボは90度に近い鈍角につく。 そのため、ムカゴトンボの花は正面に向いているが、ヒゲナガトンボの花は下向きになる傾向がある。
● また、自生地の違いがある。ムカゴトンボは、比較的明るい草地に生えるが、ヒゲナガトンボは、薄暗い常緑樹の林床の下に生える。
2016/10/6