和名 オオバノトンボソウ 大葉の蜻蛉草
別名 ノヤマトンボ
学名 Platanthera minor (Miq.) Rchb.f.  種小名 minor は「より小さい」の意味だから、和名とマッチしない。
分布 本州(岩手県以南)、四国、九州、伊豆諸島。外国では、中国(東部、南部)、朝鮮半島、台湾。
生態と形態 暖温帯の、落葉広葉樹や針葉樹の林床、林縁に生える。この属の中では生育条件は緩やかで、四国では、もっともポピュラーである。
地中に紡錘状の根が集まってある。
茎は、下部に長楕円形の葉が1〜2枚、その上に鱗片葉が2〜3枚つき、花期の高さは20〜50cmとなる。 茎には数本の縦線があり、その稜が非常に目立つのが特徴である。
花は淡黄緑色で、10〜25個が下向きに咲く。側萼片と唇弁は後ろに反る。距は斜め下に伸びる。 ▼ 花の形態をみる。
@=背萼片
A=側萼片
B=側花弁
C=唇弁
D=距
E=蕊柱

背萼片と側花弁は、4oほどで短く、頂部に密集して、兜状になる。
側萼片は、6〜7o、ゆるやかに後に反る。
唇弁は、5〜7o、後に反る 距は、12〜18o。

花期 6〜7月


2012/6/25 2014/7/19
2014/7/19
2016/7/16

2008/8/25

果実

2009/6/8

茎には元から先端まで稜(あるいは翼)が目立つ。


オオバノトンボソウの暮らしを見る

最初から見る

inserted by FC2 system