和名 ツレサギソウ 連れ鷺草
サギに似た、白い花が連なって咲くことよる。
学名 Platanthera japonica (Thunb.) Lindl.
分布 北海道、本州、四国、九州、伊豆諸島。外国では、朝鮮半島、中国。
生態と形態 冷温帯〜暖温帯の、明るくやや湿度の高い草地や林縁に生える。
地中で多肉質でひも状の根が水平の伸びて、不定芽を出して増殖する。
茎の下部に披針形の葉を4〜6枚つけ、花期の高さは30〜60cmとなる。
茎の上部は、多数(10〜20個)の白い花がつく。
▼ 花の形態をみる。
@=背萼片
A=側萼片
B=側花弁
C=唇弁
D=距
E=蕊柱
背萼片と側花弁は、6〜7oほどで、頂部に密集して、兜状になる。
側萼片は、約8o、後に反る。
唇弁は、13〜19o、下垂する。
距は、3〜4p。
花期 5〜8月
日当たりの良い草原に生えていた。周りの雑草に負けないよう逞しい。
川の側の林の中に生えていた。薄暗い木陰の下ではしとやかな風情がある。